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乱視用カラコンが少ないのはなぜ?

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瞳の印象を簡単に変えることができ、表情や雰囲気も変えることができるカラーコンタクト、いわゆるカラコンや、瞳の色は変えずに大きく見せることができるサークルレンズは多くの女性に人気です。
ところが、おしゃれのための度なしカラコンや単に度が入っているだけのカラコンは種類が豊富ですが、乱視用となるととても数が少ないのが現状です。

乱視用コンタクトレンズとは

乱視とは目の中のレンズがゆがんでしまっている状態で、光が一点に集まらずに焦点が合わない状態のことです。乱視は酷くなればなるほど、縦横が大きくぼやけ、物が見えにくくなります。これを矯正するのが乱視用のコンタクトレンズやあるいは眼鏡の役割ですが、特にコンタクトレンズの場合は、「トーリックコンタクトレンズ」と呼ばれる目の中のレンズのゆがみに対してそれを打ち消すようなゆがみのあるレンズを重ねることでゆがみを矯正します。ゆがみのあるレンズは、形状が変化したりずれたりしないハードレンズが主流で、ソフトレンズであるカラコンにはこれまで乱視用がありませんでした。
しかしながら最近では技術の進歩によってソフトレンズの乱視用コンタクトも増え、乱視用のカラコンも発売されています。

海外製の乱視用カラコンは要注意

乱視用のカラコンはインターネットなどで海外製のものが多く販売されています。しかしながらこれらは日本国内で販売が認められていない商品なので注意が必要です。海外製の多くは個人が輸入代行しているもので、使用は自己責任となります。
そもそもレンズのゆがみは一人ひとり違うもので、自分の視力やゆがみの合ってないレンズを使用するにはさらに視力を悪化させる原因にもなりかねません。
カラコンをはじめとしたおしゃれ用のコンタクトレンズは、薬事法で「高度管理医療機器」に指定されており、製造や輸入には厚生労働大臣の承認が必要で、カラコンを使用する場合には医師の診察を受けるようにしなくてはなりません。

とはいえ、手軽に印象を変えられるカラコンは人気が高まり続けています。薬事法に適合したカラコンも今後商品が増えていくと考えてよいでしょう。

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